中国に反発する香港市民が、台湾の新聞に広告を掲載

今、世界が注目する香港の自由と共産党による独裁支配に揺れる戦いは、新聞の記事欄だけに留まらず、紙面広告にも影響を及ばせている。

香港にいる刑事事件の容疑者を中華人民共和国側に引き渡すことを可能とする「逃亡犯条例改正案」に反発した香港市民がデモをするなどの抗議に出ている事件で、市民団体の「 FIGHT FOR FREEDOM STAND WITH HONG KONG」が、台湾の新聞・自由時報の7月26日号表紙下段に広告を掲載した。

キャッチコピーは「保衛 臺灣 重奪 香港(台湾を護り、香港を奪還する)」。
台湾でも非常に活発にデモの開催や香港の自由を応援するSNSの投稿などが多く見られるが、その最も大きな理由として、この中国共産党による侵略の矛先は香港だけでなく、台湾にも向いていおり「今日の香港は、明日の台湾」と言われるほど境遇が似ていることが挙げられる。

8文字のキャッチコピー下に書かれた文章には、今の香港の民主主義がいかに異常な状態にあり、中国共産党による不当な自由と主権の侵害がなされていると訴えており、最後に香港の状況を教訓とし「我々は台湾人が自国と民主、自由を守り受け継いで行くことを願っている。もしも香港人が命をかけて激しく戦った末に負けたならば、我々は台湾人が文明世界の全ての人たちと勇気を持って立ち上がり、香港を救ってくれることを願っている。」と結んでいる。


FIGHT FOR FREEDOM STAND WITH HONG KONG:https://standwithhk.org/