台湾国民身分証のデザイン変更へ

行政院院会は8月22日に、ICチップを導入した電子身分証明書(New e ID)の導入に伴いデザインの変更を行うことを決定した。

新身分証デザイン(台湾内政府より引用)

新しい身分証のデザイン案は、内政部が昨年2月26日から公開募集した中でデザイン賞に選ばれた案「形|SHAPE」(魯少綸さんデザイン)が採用されてる。本案は、情報がよく整理されていおり、英語の表記も適切にレイアウトされた点に加え、余白が多く様々なケースに対応しやすい点が高い評価を得た。また背景に台湾の最高峰である玉山の等高線図を偽造を防ぐ目的で描かれている。
なお正式なデザインは微修正した後、来年4月から5月にかけて発表される予定だ。またカードの素材は、現行の紙から耐久性の高いポリカーボネートに変更となる。

現行身分証(台湾内政府より引用)

現行のデザインは既に13年間利使用しており、変更の時期が来たとの考えも内政部にあるようだ。今回の身分証の変更ではICチップ搭載によりデジタル証明の「自然人憑證(自然人証明)」と、身分証が結合される。新たな身分証は、2020年10月より交付を開始を予定し、2023年までに完全移行される。