「嘿,早餐吃什麼?」 台北文創地区にて台湾の朝食文化をテーマにした展示開催中

Plan b より引用

10月12日(月)まで台北文創記憶中心(TNHCC)が台北松山文創園区にて展示「嘿,早餐吃什麼?(訳:ねぇ、朝ごはん何たべる?)」を開催している。観光客からも注目される台湾の朝食文化に改めて着目し、人々の記憶を通して台湾ならではの朝の味と、その背景にある物語、そして新しい朝食の提案などを様々な形で展開する。

総合コンサルティングはコンサル会社Plan bが担当し、展示会場デザインは青沐設計(HU DESIGN)と東海醫院設計工作室(DHHs)が手掛けた。またビジュアルデザインは形容事物所(adj.everything)が担当している。

向こう側が窺える壁(Plan b より引用)
展示会場(Plan b より引用)

展示会場に建てられた内外の壁は、台湾の朝食店でよく見かけるプラスチックの業務用卵トレイをそのまま利用して制作されている。リサイクル可能な会場であり、外からも中の様子がうかがえる透明感のある空間を実現させた。
展示空間は白を基調とした内装に、朝食店によく見られる黄色、オレンジ色、赤色が所々に使用されている他、可愛らしい卵のイラストや黄身をイメージしたライトが会場に暖かみを添える。

Plan b より引用

展示制作者として招かれたクリエイターは、宋恆、李君慈、柯智豪、張威、陳陸廣の5名。それぞれ異なる特徴を持ったクリエイター達が、五感をフルに刺激して朝食の記憶を呼び覚ます仕掛けを用意している。
足を運べば、台湾人には聞き覚えのある音楽や香り、見覚えのあるテーブルや椅子、そして味を体験することができる。併せてインタラクティブARフィルターを使用した展示も観覧者の目を楽しませる。

冊子早餐生活故事(Plan b より引用)


その他、朝食ポスターのDIYや著名人の朝食に関するストーリーをまとめた冊子「早餐生活故事(訳:朝食生活物語)」等、興味深い展示が卵トレイでできた展示台の上で展開される。


▍2020記憶中心——嘿,早餐吃什麼?
時間|2020年9月23日(水) – 10月12日(月) 11:00 – 19:00
場所|臺北文創ビル前広場(台北松山文創園区)
チケット|入場無料