100年の歴史を持つ森林鉄道「阿里山林業鉄路」新たなブランドデザインを公表へ

林鉄処より引用

1912年より正式に運営が開始され、嘉義市・嘉義県・南投県を運行する森林鉄道の「阿里山林業鉄路(以下、阿里山林鉄)」が、林務局阿里山林業鉄路及文化資産管理処(以下、林鉄及文資処)のもと、新たなブランドデザインが発表された。

林鉄処より引用

林鉄及文資処は、2018年7月より林鉄の運営・管理を担ってきたが、「文化資産の保全」と「国外への発信」、「伝統的なイメージを改め文化的な旅先」としてのブランドの再構築を昨年に着手し、デザイン会社の囍樹創意団隊(Cizoo&Co)に依頼。ロゴ、書体、カラーを策定の上、グッズや映像に至るまで、実に1年を費やし完成に至った。

ロゴマークは走る列車の窓から着想を得ており、阿里山の山を眺める風景や雲海、海鳥など、美しい阿里山の自然を想起させる一方、機関車の輪郭なども造形のコンセプトとして挙げている。

カラー設計では、阿里山林鉄の車体の赤、そして山の森の緑を加え、山の頂上で見る暖かな朝日の乳白色の3色が採用された。

中国語書体は、阿里山林鉄の銘板(車体の型式などが刻銘された鉄のプレート)から文字の要素を丁寧に抽出。字面は大きく安定した直線性のある等幅の書体をデザイン。また、国際社会へ向けて発信することを念頭に据え、英文は可読性の高い書体Myriadを微調整したオリジナルの書体も開発した。

林鉄処より引用

▍阿里山林業鉄路及文化資産管理処
公式ウェブサイト|https://afrch.forest.gov.tw/