国慶日の祝賀行事で、イギリス在住の台湾人ファッションデザイナー詹朴がスタッフ着用の礼服を制作

APUJANより引用

国慶日(建国記念日)の10月10日に開催された祝賀行事で、スタッフが着用した礼服をロンドンを拠点に活動する台湾人ファッションデザイナー詹朴氏がデザインした。

詹朴氏はイギリスにて、ファッションデザインを学び、自身のブランド「APUJAN」を立ち上げ、ロンドン・コレクションで活躍をしている。その他にも現代ダンスチーム「雲門舞集(クラウド・ゲート)」の舞台衣装や、有名企業の制服のデザインなど幅広く作品を作ってきた。

APUJANより引用

女性のドレスは、会場での動きやすさを重視し、軽い素材を選択。袖口を大きくし、大股で歩くこともできるようスカートの幅を広く設計し、機能的でありながらも、礼服としての厳かさを損なわないデザインに仕上げている。また以前より祝典の正装として用いられてきた伝統的な赤ではなく、様々な赤色を織り交ぜ、彩度を低くし、ピンクに近い赤になった。

APUJANより引用

APUJANの作品は、ユニークなテキスタイルを用いることで知られているが、時間の軌跡を表すブロック柄やストライプ柄をはじめ、枯れ木や星、恐竜の骨などの図柄をデジタルプリントでドレスやネクタイに印刷している。詹朴氏は、国の誕生日である国慶日を「時間の流れとその蓄積」を表す図柄を用いて表現したとしている。

APUJANより引用

女性の靴は、「日安鞋業(BONJOUR)」が制作したポインテッドトゥ型。内面は丸みを帯びさせることで、動きやすく長時間履いても疲れない構造になっている。男性の靴は「阿瘦皮鞋(A.s.o)」によって制作されたダービーシューズ。こちらも肌にやさしく通気性に優れた本革を裏地に使用している。



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