台湾初、「エコ夜市」が嘉義市で開催!夜市の魅力はそのままに、環境保護を実現

台湾設計研究院より引用

行政院環境保護署(日本の環境省に相当)と台湾デザイン研究院が協力し、環境保護に注力した台湾初の「エコ夜市」が国内最大の都市型デザインフェス「2021台湾設計展(台湾デザインエキスポ)」に合わせ、嘉義市で催される。
多くの店や屋台が集まり多種多様なグルメが楽しめ、大衆文化の象徴とも言える台湾の夜市。その魅力を残しながら環境に優しく快適な夜市を実現し、より豊かで多様性のあるものにデザインされている。

台湾設計研究院より引用

台湾の金属メーカーNAKNAK、デザイン事務所の風泉設計と、東海醫院設計工作室(DHHs)×青沐設計(HU DESIGN)の3チームの協力の元、ゴミの分別やロゴ、看板、公共エリア等、出店者や利用者のニーズを反映させながらも美しさとモジュール化による移動・管理のしやすさを兼ね備えた9つの制作物が設置され、伝統的な夜市を明るく清潔で気持ちの良い空間にした。

台湾設計研究院より引用

風泉設計がデザインしたエコ夜市のロゴは、「個性的な屋台の形」、「リサイクルマークの四角」、「夜市の省エネライトをイメージした丸」の3つの異なる図形からできている。出店者と環境保護を結び付けることで、夜市の混沌としたイメージを一新しつつ地域経済を牽引し、夜市文化を維持させると現地メディアは伝えた。

台湾設計研究院より引用

また、夜市の旗は新鋭のデザイナーがデザインしており、エコ夜市は台湾で初めての「夜市デザイン展」にもなった。