2022年寅年!総統府が感謝と幸運を象徴する鮮やかな虎とみかんが描かれた「紅包」を無料配布

Rapture.Designより引用

台湾の総統府(内閣府に相当)が春節(旧正月)に合わせ、2022年の干支である寅をモチーフにした紅包を無料配布した。

グラフィックデザイナーの方維鴻がデザインを担当し、生命力のある虎と感謝と幸運の象徴であるみかんをモチーフに制作された。紅包とは日本のお年玉にあたり、春節には政治家などが1台湾ドル硬貨(4円相当)の紅包を配る風習がある。

Rapture.Designより引用

紅包の表面に描かれた可愛らしく躍動感のある虎は柔軟性と生命力を象徴し、生き生きとした子供心のあるデザインにすることで春節の楽しさと新年を祝福する心を表している。

また、同じく表面に描かれたみかんは、コロナ禍における台湾人の団結力、そしてその活躍によって世界中で台湾のプレゼンスを高めたオリンピック・パラリンピックの英雄たちへの感謝を表し、同時に新しい年の幸運と平和を願うシンボルとして表現されている。

封筒のフタ部分に記された「寅」の字は、赤と黒の二色を用いて寅年を意味する「壬寅」が浮かび上がるようデザインされた。

Rapture.Designより引用

紅包の中には、台湾建国から111年目である今年新たに発行された1元硬貨が入っており、国民の幸福と繁栄を願う総統府の祝言を表している。