道路標識から構想を得た「台湾道路体」プロジェクトが、クラウドファンディングで支援を募集

justfont より引用

台湾の道路標識をモチーフにデザインされた書体「台湾道路体」がクラウドファンディングサイト「挖全(WaBay)」にて、制作資金の支援を募集している。

台湾道路体(挖全より引用)

「台湾道路体」プロジェクトは、UI/UXデザイナー湯六(Tom Liou)氏がフォントのベンチャー企業justfontと協業し、台湾の道路標識から構想を得た書体を開発するプロジェクトだ。使用される場面に合わせて縦長に圧縮されることの多い道路標識の文字とコンデンス書体(縦長の書体)の相性の良さに着目し、文字の美しさだけでなく、読みやすさも兼ね備えた書体にデザインした。

「台湾道路体」は、9,000字以上の繁体中国語・アルファベット・句読点など一般的なものに加えて、全スポンサー氏名、台湾語や客家語の表記のための文字を導入する予定。そして道路標識に使用される図形をアイコン化し搭載するなど「台湾道路体」ならではのユニークな仕様のフォントとなっている。


道路標識に限らず、パッケージデザインやポスター、看板など、紙媒体・デジタルを問わず幅広い使用を想定されており、その優れたデザインは、2018年に台湾最高峰のデザイン賞「金點設計奨(ゴールデンピン デザイン アワード)」にて、コンセプトデザイン賞を受賞している。

クラウドファンディングの募集期間は7月7日まで。正式リリースは2023年7月を予定している。


挖全(WaBay)
台湾道路体プロジェクト|https://wabay.tw/projects/twroadfont

▍湯六(大小設計)
instagram|https://www.instagram.com/tomliou_design/