台湾の書体開発・販売をしているダイナコムウェア(株)により開発された「華康金剛黑(金剛黒体)」が、今年度のGood Design AwardのGood Design賞を受賞した。
Good Design Awardは、毎年日本で開催される世界4大デザインアワードの中の1つであり、今年は4,769件の応募の中から審査され、1,395件が受賞に至った。
金剛黒体は、18の言語で開発され、それぞれのウェイトは6段階で構成されている。ペーパーレスが進む時流下の需要に呼応し、デジタルデバイスでの読み心地を追求し、視認性・可読性・判断性が高く、快適に長時間文字を読むことができるデザインとなっている。
金剛石はダイアモンドを指す言葉であるように、金剛の名にはダイアモンドのように光輝いた新しいスタイルのゴシック体であるという意味が込められている。
字形はシンメトリーで設計され均等のとれた美しさがあり、字幅が広く安定感がある。また字間を広くとり、空気感を持たせることで圧迫感のないストレスフリーな読み心地を与えるデザインになっている。
Good Design Awardの審査員からは、次のようなコメントが寄せられている。「スマートウォッチなど、小さな情報媒体が増えている。」、「とくに複雑度の高いアジア地域の言語の美しさを維持しながら、同じフォントセットとしてまとめることは、これからのデジタル時代において大きな意義がある。」
▍金剛黒体
金剛黒体ウェブサイト:https://www.dynacw.co.jp/king/
Good Design Awardウェブサイト:金剛黒体 [Good Design Award]