台湾人デザイナーIF OFFICEの馮宇氏が日本のサプリメント販売メーカーのパッケージをデザイン

「ルテインX4」パッケージ(AFCより引用)

台湾の著名なデザイナーIF OFFICEの馮宇氏が、日本のサプリメント販売メーカーAFCの新製品「ルテインX4」のパッケージをデザインした。なおルテインとは、眼疾病の予防やブルーライトからの目の保護が期待されている成分を指す。

「AFC GENKI+ シリーズ」パッケージ(AFCより引用)

馮宇氏は以前より日本製品のパッケージデザインに興味を持っており、日本のFMCG(日用消費財)市場は非常に成熟し競争も激しいため、ブランドイメージ構築において学ぶところが多いと述べている。AFCに興味を持ったきっかけも、同社「GENKI+ シリーズ」の世代を問わず幅広い層に受け入れられるパッケージデザインだった。

AFCより引用

また、今回日本の会社とタッグを組むことにより、日本と台湾における消費者の習慣や市場の性質の違いをどうパッケージに反映させるかを、より深く考えるようになったという。IF OFFICEは合理的なデータ解釈を重視し、事前に市場調査を行い、健康食品のパッケージは効能、効果、原材料を知らせるのに重点が置かれているものが多いと判断。

「ルテインX4」パッケージ(AFCより引用)

消費者がパッケージから製品の違いをすぐに理解できるよう、緑黄色野菜に多く含まれる天然色素である「ルテイン(葉黃素)」のパッケージとして、一般的にイメージしやすい暖色系の色をメインカラーに選択した。パッケージに大きく書かれた「400」という数字も、400%もの高吸収率がある点を強調し、消費者に向けてダイレクトに表現している。

なお、190年の歴史を持ち日本で最初に上場したAFCは、台湾において台中裕生生物工学有限公司と協力し、100種類以上の健康食品を共同で開発・販売している。


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