台鐵便當のブランドデザインを一新、ロゴや販促ツールのデザイン公開される

台湾鉄道より引用

臺灣鐵路管理局(台鉄)が台灣設計研究院(TDRI)と協業し、「台鐵便當」の新しいブランドデザインが発表され、袋や箸などのデザイン展開案が公開された。デザイン制作に於いては、中間研究室(Midroom)のデザインディレクター郭中元がプロジェクトチームに招かれた。

台灣設計研究院(TDRI)は、十分な市場調査を行った上で、100年続く「台鐵便當」の歴史に基づく台鐵独自のスタイルを尊重したデザインとなった。

台湾鉄道より引用
台湾鉄道より引用

看板商品である排骨弁当のパッケージの形にちなんだ八角形のロゴとなり、ロゴの中央には中国語表記の「台鐵便當」と英語表記の「TR Bento」が、と中国語と英語でそれぞれ併記されており、書体の柔らかなラインが柔軟性のある台鐵便當のイメージを体現している。

台湾鉄道より引用

カラーリングは、鉄道文化の精神伝承のため、引き続き台鐵のシンボルカラーである青を採用した。また新しいブランドのテーマを「移動」「軌跡」「風味」とし、コンセプトは「移動中的風味記憶(訳:移動中の想い出の味)」としている、

台湾鉄道より引用

市場には類似商品が多く、今回のブランディングの成果として、台鐵便當とそれ以外の弁当を区別しやすくなる。
また、駅のプラットホームで弁当販売をしていた時代から現代まで、人々の想い出の中には台鐵便當があり、旅行のワクワク感や帰省後のホームシック、闘争の記憶など、それぞれの特別な感情や景色を、台鐵便當が昔から変わらない味で思い起こさせ、心の軌跡を辿るきっかけとなるだろうと現地メディアは伝えている。