「嘉義優鮮」アーロンニエ(聶永真)によるビジュアルデザインでブランドイメージを新たに

聶永真 Facebook より引用

現地の優良な農作物と他との差別化を図るため、そのブランド化に尽力を尽くしてきた嘉義県は、世界に名の知れたグラフィックデザイナー聶永真(アーロン・ニエ)に、独自の農産品ブランド「嘉義優鮮」のブランディングデザインを依頼し、これまでの伝統的な農業のイメージを一新させた。

18本の爽やかなグリーンのラインが重なり合い、シンプルながら安定感のあるロゴマークは、嘉義県の18市町村の連携に由来する。細い線の一本一本が骨組みとなり、立体感のあるビジュアルを構成し、伝統的な農業の基線や土壌、育成そして靭性等の繋がりを象徴する田んぼ沿いを表現している。

以前、嘉義優鮮のキャッチコピーとしてブランド名の横に記載されていた「Quality & Fresh」に代わり、聶永真が手掛けた「Chiayi + yummy = #CHIAYUM」が新しく英語名として採用された。嘉義県の良好な品質と、精緻な農業精神の伝達を意図としている。

今回、聶永真はロゴマークと英語名に加えて、「嘉義極光」もプロデュースしている。嘉義県産のギフト用高級赤肉メロンのパッケージをデザインし、新ロゴマーク付きで世に送り出す。これまでの農業スタイルでは通ることができなかった新しい販促の道筋を切り開くことに成功し、300個の限定販売で台湾全国7ヶ所のCity Superで販売される。この農業と現代アートのコラボレーションはこれまでの農業の一般的なイメージを覆すだけでなく、販売に至るまでの新しいアプローチを農家に提供した。