台湾最大の映画賞、金馬奨の2021年度メインビジュアルが公開

金馬奨より引用

台湾最大の映画賞である金馬奨の2021年度キービジュアルポスターが公開された。今年で58回目を迎える金馬奨のビジュアルは、Bito Studioのクリエイティブディレクター劉耕名氏がディレクションを担当し、Bito Studioがデザイン制作を担当している。劉氏は台湾最大の音楽賞である金曲奨の映像制作や、金點設計奨(ゴールデンピンデザインアワード)のトータルデザインを手がけた。映画のレンズからインスピレーションを受け、「重新對焦,調整和世界的距離(焦点を当て直し、世界の距離との調整)」をテーマに、ビジュアルを3枚のポスターに現した。

仕上げられたポスターのデザインは「金馬」の文字、トロフィー、そして数字の「58」の3点。部分的にぼかし、ピント合わせのダイナミクスを表現した。また微かな逆光から裏と表で活躍する映画を作る人々を象徴している。全体的にエレガントで鮮やかなビジュアルは、中華文化圏で最高峰である金馬奨の華やかさだけでなく、未来に向けた大胆さも強調している。

Bito Studioには、デザイナーやディレクターからイラストレーター、アニメーター、コピーライターなど多様な人材が集まり、広告だけでなく展覧会のキュレーションやインタラクションテクノロジーなどを用いた作品など、広い領域に跨がり、国際的な賞を受賞している。今後もポスター以外に彼らのデザインする多種多様な作品が期待されている。

2021金馬奨映画祭は11月11日から28日まで開催され、第58回金馬奨授賞式は11月27日に台北の国父紀念館での開催を予定している。


金馬奨|https://www.goldenhorse.org.tw/
Bito Studio|https://bito.tv/