2021年に台湾デザインエキスポが開催された嘉義市が「小城市‧大創新 Small City,Big Change」をメインテーマに再ブランディングされ、台湾初の都市型オリジナル書体「嘉市体 Chiayi City Font」を発表した。
フォントベンチャー企業justfontが中心となりデザインされた「嘉市体 Chiayi City Font」は、嘉義市専用の書体。大文字・小文字の英字、アラビア数字、ローマ字ピンインに加え、先住民族言語、ベトナム文字も含まれ、嘉義市の多様性と活気を表している。また繁体字中国語の文字は含まれていないが、「思源黒体」のボールドと、組み合わせることを想定して設計されている。欧州の書体デザイナーであるエドワード・ジョンストンから影響を受けた滑らかな書体の質感が、嘉義市民の温かさを表現した。
このプロジェクトは、デザイン事務所IF OFFICE代表の馮宇と、そのデザインチームが手がけた再ブランディング計画の1つであり、嘉義市の特色を落とし込んだビジュアルイメージやロゴなどのデザインも発表されている。
「嘉市体 Chiayi City Font」は無料で公開されており、個人でも自由に使用することができる。
▍嘉義市
嘉市体 Chiayi City Font|https://www.chiayi.gov.tw/News_Content.aspx?n=8407&s=641274