人気弁当屋「正忠排骨飯」が再ブランディング。レトロポップなビジュアルに

新しくなったVI(TDRIより引用)

高雄市を本拠点として台湾全土に店舗を持つ人気弁当屋の「正忠排骨飯」が、ブランドに関わるビジュアルを、新たにデザインし直した。

旧来のVI(TDRIより引用)

今回の再ブランディング・プロジェクトは、台湾設計研究院と高雄市政府の経済発展局が共同で企画し、無氏製作(Pili Wu)がデザインを担当。1991年の創立以来ずっと看板商品となっている「豚のスペアリブ」をモチーフとしたオリジナルロゴ書体の「正忠排骨飯体」だけでなく、マスコットキャラクターの「排骨君」も制作。こちらはターゲットを若い世代に向け、活力溢れる印象のキャラクターとなった。

新しくなった弁当パッケージ(TDRIより引用)

赤のベースカラーに黄色のキーカラーという構成はそのままに、ポップなスタイルになり、レトロで可愛い印象になっている。ブランドのビジュアルアイデンティティーは弁当箱に箸がのったデザインで、コピー「在地人的口味・出外人的便當(訳:地元の味、外で食べる弁当)」が記載されている。

オリジナルロゴ書体「正忠排骨体」(TDRIより引用)

新たにデザインされたロゴ書体は「正忠排骨体」と名付けられ、排骨からインスピレーションを受けており、垂直水平の書体を骨のような弧状に変形し、両端の角を尖らせたデザインとなった。

一新されたブランドのデザインは、9月1日にオープンした正忠鳳山青年店で、お披露目され、台湾全土38店舗で販売される弁当のパッケージが新たなデザインとなった他、今年10月7日から高雄市で開催されてる台湾設計展では、ポップアップストアとして出店もされ、新しくなった弁当のパッケージで提供されている。