台湾の離島で行われるアートの祭典「馬祖ビエンナーレ(馬祖国際芸術島)」が今秋に開幕!

キービジュアルを用いたポスター(馬祖ビエンナーレより引用)

台湾の離島・馬祖列島(連江県)を舞台に、2回目の開催となるアートの祭典「馬祖ビエンナーレ(馬祖国際芸術島)」が9月23日から開幕する。

今年のテーマは「生紅過夏(芸術の醸成)」。「生紅」は馬祖伝統の老酒を醸造する際に紅麹で赤くなったもち米を差し、それを大切に発酵させ夏を乗り切ったことを意図し「過夏」としている。これら四文字で芸術が熟成していく過程を比喩している。
第1回に引き続きIF OFFICEの馮宇氏を再びメインビジュアルのデザイナーに起用。前回のデザインに基づき、4つの郷と5つの島からなる馬祖の代表的な7ヶ所の日常風景の美しさを、非日常的な角度から表現したシリーズの写真を撮影した。またそれぞれ馬祖特有の色を抽出し、各ビジュアルのテーマカラーとしている。

キービジュアルを用いたポスター(馬祖ビエンナーレより引用)
題字(馬祖ビエンナーレより引用)

題字は、馬祖出身の現代書画の巨匠であり、台北海洋科技大学名誉教授の陳合成氏が制作。現代的なデザイン思考と伝統的な書画文化を1つに融合させたとし、懐かしさと新しい豊かさを表現する題字になった。

馬祖ビエンナーレは、台湾の文化の推進のために設立され、歴代の台湾総統(現 蔡英文総統)が会長を務める中華文化総会と連江県が共同で主催し、9月23日から11月12日までの日程で開催。

また、9月16日(土)、17日(日)に東京の上野恩賜公園 噴水広場で開催される日本最大級の台湾カルチャーフェス「TAIWAN PLUS 2023」と連動し、日本にいながら馬祖の雰囲気や魅力を体験できる催しが企画されている。


▍馬祖ビエンナーレ(馬祖国際芸術島)
開催日時|9月23日-11月12日
場所|馬祖列島
ウェブ|https://matsubiennial.tw/
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Instagram|https://www.instagram.com/matsubiennial/