今回で第2回を迎える教科書をテーマとしたデザイン・コンペティション「教科図書設計奨（School Textbooks Design Award）」の授賞式と、これから始まる受賞作品展「See Different 看見不同的学習風景（訳：異なる学習の風景を見る）」の記者会見が4月22日に台北市の松山文化創意園区で執り行われた。
これは教育部（日本の文科省に相当）の指導のもと台湾デザイン研究院（TDRI）が教科書出版社のデザインへの関心を促すと同時に、教育分野の有望なデザイナーを発掘することを目的として、2021年の第1回に続き開催。
台湾全国から計688点の応募があり、27人の教育・デザインの専門家と小中学校の教師が審査員を務め、予備審査と最終審査を経て、質の高い教科書・教材デザインが選出され41作品が受賞した。
教科書の表紙のデザイン案を一般から募り評価する「コンセプトデザイン部門」と、実際に制作・発行された教科書を対象にした「学習デザイン部門」の2つの分野から構成されている。両部門は小学生向けと、中学生向けの教科書が対象となっているが、「コンセプトデザイン部門」はそれに加えて、教科書以外の教材も審査対象となっている。
受賞作品展「See Different 教科図書設計展」は、台北の松山文化創意園区の台湾デザインミュージアムにて7月28日(日)まで開催。
▍教科図書設計奨（School Textbooks Design Award）
ウェブ｜https://schoolbook.design.org.tw/
▍See Different 教科図書設計展
期 間｜2024年4月23日(火) – 7月28日(日) 月曜休館
場 所｜松山文化創意園区 台湾デザインミュージアム 04ホール（台北市信義區光復南路133號2樓）
