運行終了が惜しまれる里山動物列車、動物イラストがLINEスタンプとして登場

種籽設計より引用

行政院農業委員会林務局(日本の林野庁に相当)と、デザイン会社 種籽設計(Seed design)が、台湾の里山に生息する野生動物8種類のイラストをラッピングした里山動物列車の動物をLINEスタンプとしてデザインした。
この里山動物列車は、林務局と交通部台湾鉄路管理局(台湾鉄道)が企画し、2018年より運行していたが、今年8月2日に運行が終了した。その運行終了を惜しむ声が広がったことが制作につながった。

種籽設計より引用
種籽設計より引用
種籽設計より引用

LINEスタンプに採用されたのは、ミナミメンフクロウ、タイワンベンガルヤマネコ、タイワンザル、センザンコウ、タイワンノウサギの5種類。

「土地と歴史と人の関係性を自発的に取り扱うことがデザインの核」というポリシーを掲げる種籽設計は、里山の愛すべき動物達の生態をきめ細やかに描写している。注意深く観察し制作されたイラストは、可愛らしいだけではなく、その動物の特徴や習性を描き出している。

里山動物列車(交通部台湾鉄路管理局より引用)

このイラスト制作に託された願いは深く、「里山動物列車」と同様に親しまれることで、多くの人々が台湾の守るべき自然の存在に気が付き、注目してくれることを目的としている。

▍LINE STORE
種籽設計|https://store.line.me/stickershop/author/1753537/