2020年度国慶日キービジュアルを発表

国慶日(建国記念日)である10月10日に向け、2020年度国慶日のキービジュアルが発表された。近年このキービジュアルは、今後の活躍を期待される若手デザイナーによりデザインされているが、今年は台南出身の新鋭デザイナー曾國展がデザインを担当した。

メインテーマは「民主台灣 自信前行 2020 Proud of Taiwan」とし、声から発せられる音波の線をデザインの核とした。
メインカラーの金色、オレンジ色は、台湾の民主的な発展と台湾人の温かい心と優しさを表している。また補色である緑と紫を組み合わせ、それぞれ理性的で落ち着いた、優美なイメージを込めた。

全体的なデザインとして、線は様々な立場から聞こえる人々の声を表しており、台湾の学生運動や同性結婚合法化(結婚の平等)といった台湾で起こった社会運動を象徴している。

聞こえてくる声はそれぞれ異なるけれども、皆が自分の言葉で表現し多種多様な声(音波)が重なり合う状況こそ自由であり、民主主義の象徴である。また違いを受け入れる寛大さは更なる発展の後押しとなる、とのメッセージが込められている。

なお、このビジュアルは、エコバッグやチケット、招待状、ウェブサイトなど全てに、国旗と「慶祝中華民國109年國慶」の文字と共にキービジュアルとして、レイアウトされる。