台湾電力主催のデザインコンペ第21回「瓩設計奨」結果が公開される(プロダクト類)

台湾電力(以下:台電)が主催するデザインコンペディション「瓩設計奨(kW Design Award)」の結果が公開された。第21回目となった今年のテーマを「再生エネルギー」と「環境の持続可能性」とし、過去最高の3500作品もの応募があった。募集カテゴリはプロダクトデザインとポスターデザインの学生部門と社会人部門、短編映像の学生部門、社会人部門の3カテゴリ5部門が設けられ審査された。

今回のプロダクトデザインでは、全部で400作品の応募があり、台電のアイデンティティを取り入れた作品が取り入れられた作品が多く入賞した。美しさと実用性の両立と大量生産が可能かなどが評価の基準となった。

台湾充電第一平台-台電盤(瓩設計奨より引用)

1位を獲得した「台湾充電第一平台-台電盤」は、工業デザイナーとしての経歴を持つ劉宸光氏がデザインした台電のマンホールの蓋を象ったワイヤレス充電。このマンホールの蓋は、普段よく見かけることから台電のイメージがあり、また電力を提供する台電との関連性がある。生活に密着した製品で、将来的にギフトなどの贈り物としての生産に適しているとの評価を得て、優勝となった。

礙吹風(瓩設計奨より引用)

2位を獲得した作品「礙吹風」は、樹德科技大学の王喻萱氏と鄭名宏氏が「循環設計」をコンセプトに、廃棄されていた2つの材料を活用し、台電を象徴する風鈴をデザインした。白い礙子(陶器製の絶縁体)と、ぶら下げられた電柱などに貼られているプレート「電桿牌」は、その設置場所を表し、製品のそれぞれが唯一無二となる。

Bang電座瓩設計奨より引用)

3位を獲得した台中科技大学の陳萱瑜氏の「Bang電座」は、街で見かける変電箱からイマジネーションを受け、台電のイメージをUSBコンセントとして、デザインした。

その他の入選・入賞作品(全カテゴリ、全部門)は、以下のURLで公開している。
https://kwd.tw/tw/mrexhvihazzro5nqc0/winnerAnnouncement2021/


設計奨(kW Design Award)
公式サイト|https://kwd.tw/tw/