城南地域の文化と伝統に触れるイベント「2020南城有意思」を開催

中華文化総会より引用

端午節の6月25日(木)から28日(日)までの4日間、台北市の南城地区で「2020南城有意思」が開催された。この催しは、2018年から中華文化総会の主催で開催されている文化的なイベントであり、人々を南城に招き入れ、興味深い体験をしてもらうことを狙いとしている。

「回憶新楽園」を今年のテーマとし、一連のイベントを通してこの地域に来た人たちが自ら探索しノスタルジアを感じてもらえるイベントとしてデザインされた。コンテンツは時光秘境,出發!(体験型特別展)、城南玩玩劇(児童劇)、城南散散步(街歩きツアー)、兒童街道遊樂場(子供の路上遊び場)、そして「本」と「エコ消費」をコンセプトに2つのマーケット春日晒書市集、春日好好市集が開かれた。

時光秘境,出發!(中華文化総会より引用)
兒童街道遊樂場(中華文化総会より引用)

「2020城南有意思」は2014年と2015年の2年に渡り開催された周辺の博物館とお店で多様な芸術を触れるイベント「南城芸事」を前身とし、2018年より「城南有意思」がスタート。その年のゴールデンピンデザイン賞のインテグラルデザイン部門賞を受賞した。

この城南は、日本統治時代に内地人(日本列島から来た人々)が住んでいたが、敗戦後徐々に教育者を目指す人々の宿舎や博物館、図書館、科学館などが集まり発展した。「城南有意思」は、この地域に受け継がれる歴史を守りると共に現代と結合させ、そして新たな周辺の記憶になることを狙いとしている。


中華文化総会|https://www.gacc.org.tw