上映21周年を記念した「千と千尋の神隠し」台湾限定ポスター発表

「千と千尋の神隠し」の台湾公開21周年を記念して、デザイナーの方序中とイラストレーターの董十行が台湾限定ポスターを制作、発表した。デジタル記念版となって9月8日から台湾全土で再度上映公開されるのに合わせて、チケット購入の特典として数量限定で配られる。

不思議な世界に迷い込んだ少女の成長を美しく描く物語と登場キャラクターの心情を軸にしたポスターデザインは、20年前と20年後、10代と大人、幻想と現実など、時間との対比を水面に反射したもう1つの世界を象徴的に表現。
初めてスタジオジブリ公認の台湾人アーティストとなった董十行が描いたイラストは、宮崎駿のアニメーションによく見られる自然描写を中心とした世界観を反映している。

この企画は、「千と千尋の神隠し」台湾上映20周年に向けてデザインしていたが、コロナ禍の影響で今年に延期となった。しかし、デザイナーの方序中は「上映スケジュールが伸びたおかげでより細かな部分の調整に時間をかけることができた」と語っている。

このポスターにはシリアルナンバーが1枚1枚印刷されており、世界で20,021枚のみの限定発行。公開日から4日以内に映画館でチケットを購入することが入手の条件だ。