「北緯60度フィンランドのデザイン展」が台湾設計館で開催

台灣設計研究院より引用

台北松山文創園区にある台湾設計館で「北緯 60 度的芬蘭設計(訳:北緯60度 フィンランドのデザイン展)」が開催される。

毎年北欧デザインへの理解を深めるためにヨーロッパ諸国にスポットを当てたデザイン展が開催されており、デザインの特色やクラシカルデザインの歴史を探究している。

キービジュアル デザイン:張軒豪(台灣設計研究院より引用)

今年はフィンランドに着目し、展示会のテーマを「與自然共生共存的芬蘭(訳:自然と共に生きるフィンランド)」とした。生まれながらに自然に囲まれ共生する環境が、フィンランド独自のスタイルの基礎を作り上げると解説している。

台灣設計研究院より引用

メインブースには、17人のフィンランド人デザイナーと、3人のフィンランドでデザインを学んだ台湾人デザイナーによる作品を展示。グラフィック、イラスト、フォントデザイン、製品デザイン、そして家具等フィンランド特有のデザインが大枠で理解できるようになっている。

台灣設計研究院より引用

作品はカテゴリーではなく色彩別に展示。会場入口から出口にかけて黒、白、グレーと徐々に変化していき、フィンランドの四季の変化を表現している。会場にはフィンランドを代表するブランド、マリメッコも。フィンランドからウェアやファブリック、家具などの製品が展示される。

フィンランド近代建築、そして北欧デザインの父であるアルヴァ・アールト(Alvar Aalto)が創設した北欧家具ブランドであるアルテックの作品も展示されている。会場には家具に加えて、製造プロセスの木材サンプル、製品イメージ、ポスターや書籍等アルテックの哲学やものづくり精神を知ることができる。


北緯60度的芬蘭設計-luonnonläheinen elämä
時間|2020年8月11日(火)-11月8日(日),9:30-17:30(月曜休館)
場所|台灣設計館04展區(松山文創園區 松菸口)
チケット|150元(一般)